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いよいよ帰宅!
九州の隠れ家から、一番近い乗り口は「東背振(ひがしせぶり)」。
車で何度か通ったことはあるけれど、バイクで、一人で、はお初。
前日に、たまたまそこを車で走ったので、道順をメモしていたけれど。
ちょっとドキドキな私なのであった。

当初この日は予定が入っていたため、旦那のお見送りは無しの予定だった。

が。
運良く予定が変更になり、旦那は途中まで車で先導してくれることに。

ヤッター━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!! 
これで安心だわっ。

しかーし。
私の出発の時間までに、お昼寝を始めた旦那。
かなり気持ち良さげに熟睡~。

もしや、これって。
起きてくれなさそうなヨカーン!

案の定、時間になって声をかけたら「かあちゃん、道はわかるよね。」だって。

どーせ、古女房ですよぉ。
もう私のことが可愛くないのねっ!
愛が無いわよ~!!

変なところは心配性の癖に、こういうところでかあちゃんをおっぽり投げるのですかい。

それでも。
律儀で健気なかあちゃんですから。
「うん。行けるよ。」
そう返事して、空しく隠れ家を出発したのでした。(涙)


特別方向音痴でもない私ですから、メモを頭に暗記して、何の苦も無く高速乗り口へ到着。
一応、ポイントごとには心配をしないように、ちゃ~んとメールで連絡も入れて。
(どうせ寝てるから、気づくのは後になってだろうけど。笑)

気分はまさに「女一人旅」。

タイタンも調子よく走ってくれるので、無茶をしない程度に飛ばしてみたり。
なかなか楽しく走って行きました。




古賀サービスエリアでちょっと休憩し、「もう半分以上来たのね~♪」とかなり上機嫌な私。
何の不安も感じずに、そこを出ました。

私が向かっているのは、北九州の「新門司」ですが、古賀からちょっと行くと長いトンネルを抜けることになります。
その辺は山の中だし、いつも小雨ぐらいに出くわしてしまうことが良くあるのですが。

トンネルを抜けたらそこは

雪国じゃなくて激しい土砂降りの雷雨の中~!
あまりの雨に、視界も悪くって。
10メートル先も見えません。
真っ白。
おまけに私、半キャップにサングラス。
雨が顔に当たって、そりゃあ痛い。
痛さに80キロ以上は出せません。
進んでいく内に、道路は冠水状態に。
横をトラックが走り抜けると、頭から泥水がかけられます。

荷物の中に、簡易合羽(しかも上だけ)入れてあったけど、出して着るのが無駄なくらい(その間に濡れ鼠必至)なので、ともかく走り抜けることだけを考えました。

おニューのカーフのベストも、新めの革パンも、下着も何もかも、すべてぐっちょり。
着替えを入れていたバッグは、防水性の無い代物。
ただ、念のため大きな黒いゴミ袋を仕込んであったから、それでカバーされている部分に大事な物があることを祈る。
ウエストポーチもびしょぬれで、携帯の水没も覚悟しました。

ともかくひたすら走って(でも40キロぐらいじゃないと危ないところもあった)、やっとの思いで次のサービスエリアに到着。

着くなり荷物を確認。
被害が思ったよりも少なかったのを見て安心。
けど。
一服する間もなく、雨雲がこっちに近づいている模様。
(サービスエリアに来るまでに、雨雲を追い越していたようでした。)

早くフェリー乗り場に行かないと、また雨の中を走る羽目に。
だから、何の対応をすることも出来ずに一気にフェリー乗り場に行きました。

そのときの私の読みは正解だったようで、到着後、バイクを降りるか降りないうちにものすごい雨に見舞われました。

着替えたい。
そう思ったけれど、積み込み時にこの状態じゃ、また濡れるに決まってる。
お金を払ってもいいから、無人でバイクを預ける時のように、積み込みをお願いしようとしたら断られた~。

がっくり。

その後、びしょぬれの状態のまま乗船時間を待ち、小雨の中を自分で積み込みしました。

船に乗ったら、すかさず乗務員に確認。
「お風呂って、いつから入れますか?」

すぐに入れるものだそうなので、フェリーが出航する前にはすでに入浴していました。(笑)
岸壁を離れる時には、もうお風呂も上がって着替えてスッキリしてました。(大笑)

いや~、ハードでしたよ。
多分、miyukiのバイク暦の中で、最高の悪天候。
旦那と一緒に雨に打たれた時だって、あそこまでひどい天気には当たったことは無かった。
しかも、一人ぼっち。

けどねえ、やっぱり私もそれなりにバイカーになってるんですね。
ってか、バイクバカ。
行きの動かなくなったタイタンの時よりは、ちっとも辛くなかったです。
自分の腕が未熟だから、そういう面では悪天候の路面状況が心配でしたけど。
(冠水状態で、転ぶんじゃないかとか、滑るんじゃないだろうかというのが怖かった。)
びしょびしょに濡れても、バイクさえ不調無く走ってくれれば、「辛い」感覚は無かったです。

振り返ってみれば、これって貴重な体験かも。
ほんのわずかでも、レベルアップできたんじゃないかなと思います。

次はバイブズ。

今回のようなアクシデントが無いことを、願ってやみません。
by vanitybox | 2005-08-18 23:44 | 鉄馬と私
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